のらねこの気まま暮らし

技術系だけど、Qiita向きではないポエムとかを書くめったに更新されないヤツ

例えば、自分が誰かの役に立つと思う時

そういう場合、たいてい空回りするかガス欠で失敗する。


僕に限った話ではあるけれど。


そういうアイディアが浮かんだ場合、人に言わないことが多い。
別に独り占めしようとか思っているわけじゃない。ただ、本当に役立ちそうに思えても、自分が思ってるほどではないのと、多分に自己満足とか自己顕示とかが含まれているので、自分が思っているより大分価値が低いものだと思っている。




年末の話。
部屋の大掃除を終えて、ちょっとマイドキュメント系のデータ整理をしていると、懐かしいファイルを見つけた。


ZIPで圧縮された、卒業研究の資料だ。何を研究し、どういう成果を上げたのかは、知る人ぞ知る。
覚えていれば大学の研究室の同期か、あるいは新卒の同期だけだろう。まあ忘れてていい。僕自身そんな価値あるもんじゃないと思ってた。


本当にやりたかったことは僕としては実現できなかったし、発表の方向性としては「それGoogleDocumentでよくね?」と僕がこっそりツッコミを入れてた。発表の結果としては僕のツッコミを裏切る好評ではあったものの、それでも価値は無いと思ってた。


でも、アイディアってのは唐突に降ってくる。前触れとか予兆とかなく、ただ唐突に。ふわりと。


マイドキュメントのデータを整理しおえて、ふーんそんなこともあったよね、と恥ずかしいものを隠すようにゴミ箱へ送り、ゴミ箱を空にする。いつもの流れ。
一息つくために僕はシャワーを浴びて、熱いお湯で体を温めながら、ふと思った。


あれ。あの研究、応用したらめっちゃ便利じゃね?


電撃が奔る程の衝撃はなかった。ただ納得はあった。僕はもともとそういうことがしたくて、あれをテーマにしたんだが、正直僕自身楽したいが為に選んだ、という方が本音だと思っていた。
今、こうして、ある別の問題に直面するまでは。




そんなことがあり、年が開けた。
便利なツールにはできると思う。努力しだいで。問題は、どこまでそのモチベーションが続くか。
経験上長くは持たない。僕が未来が無いと断じてしまえば、そこまで。
だから、「こんなものを作ろうと思ってる!」とは言えない。作り上げられる自身がないし、この先余裕があるかわからないから。余裕ができた時に必要性がなくなっているかもしれないから。


ただ、でも。
なんかこう、やろうと思ったけど何も言わずひっそりと動くのってどうしても苦手で、主張はシたくないけど決意したんだってことは記録しておきたい的な意味合いを込めて、ブログにこんな意味不明な記事を残そうと思った。


ネタバレは、挫折した後か、達成した後に。


そんな感じで作業にとりかかる。明日は名古屋だ。バスで6時間だ。時間はある。バッテリーの保つ限り。
それでは、良き青空を。