のらねこの気まま暮らし

技術系だけど、Qiita向きではないポエムとかを書くめったに更新されないヤツ

10月に弁護士ドットコム株式会社に入社しました

10月1日から弁護士ドットコム株式会社の税理士ドットコム事業でエンジニアとして働き始めました。

え、今11月? いや、ごめん、普通に忘れてました。

忘れないうちに転職に至った経緯や、今後の展望を書きます。 とにかくこの1ヶ月いろいろあって割と記憶が飛び気味。それくらい濃密に過ごせている。 まあ、とりとめなくだらだら書くんであしからず。

転職ドラフトでの出会い

自分はこれ以上成長できない、と感じた

退職エントリでも書いたんですが、 当時の僕は自分のキャリアに見通しが立っていない状態でした。

仕事はこなしているし、生産性も決して低いわけではないと思ってはいる。 それでも、満足感や達成感がなく、自分のキャリアの限界を感じていました。これ以上自分は成長しないのではないか、楽しめる仕事なんてないのではないか、と諦めの気持ちもありました。

まあ、この1年くらいまではキャリアや今後の展望とかをほとんど意識せずに貢献だけを考えてやりたいことを提案、実装、改善とがむしゃらに走ってきたっていうのが一つの要因だとは思っています。自身のキャリアについて考えてこなかった。

しかし、メンバーの育成をサポートする上で僕のプレゼンスの強化を考えたときに、今のままじゃ先が無いなと感じました。

他の会社と繋がりたいけど、経路がない

そんなこんなでいろいろ悩みをもんもんと抱えていたんですが、まあとにかく他の会社ではこういう人をどう扱うのか?って言うのを切り口にしようと考えました。

この時点では転職のタイミングとか考えてなかったし、自分にマッチししそうな環境があるかもわからない状態だったんで、転職を前提とした相談みたいなのを知り合いにするのは少々抵抗がありました。まあ、僕が「辞める」って言い出したときの影響とかも考えつつ、ではありましたが。

なんとか内密に浅く始められないか、と考えました。

いろいろ転職系のサービスにも登録してたんですが、概要とか「とにかく一回あって話しましょ」っていうエージェントからのリクエストに答えるのは手間だと思っていました。登録しておしまい。メールは読まない。

そこで遥か昔に登録した転職ドラフトをお試し気分で使ってみようと思い立ったんです。

まずはレジュメを書くことで状況を整理する

転職ドラフトは最初のエントリ時にレジュメを登録します。 そこで今後自分がどういう方向性を出したいのか、を なんとなく 書き出します。 確定とかじゃなくていい。とりあえず思いついたことをだらっと書きました。

ついで、プロジェクトとかでこれまでやってきたことを書き出してみてみます。 幸い僕はこういう文章を長ったらしく書くのが得意だったのと、何よりそこそこ濃ゆい経験をしてきたので書くこと自体はこまらなかった。逆に主張したい点に絞って優先度の低い案件を削りました。

こうしてレジュメを書くことで「人の役に立ちたい」「求められたい」という要求と「面白いことがしたい」という漠然とした思いを抱えていました。

とはいえこれだけでは、転職すると表明するには物足りなさがあったので、この先は実際に話をして感じたものを土台に考えようと思いました。

実際何回かのドラフトを経て数社から指名をいただきました。

技術か、ビジネスか

幸いなことに指名金額も現状の自分の給与と比較してみると違和感なく、 会ってみたい、話してみたいと思う内容の指名だったのでカジュアル面談から各社と話を伺いました。

実際最初はほんと漠然としていた思いだったんですが、 前職で採用もやっていたため、どういうことを聞くか話すかを考えられたので事前に何通りかシミュレーションはしていました。

僕が目指す方向性として「フロントエンドとしてUI/UXにコミットできるポジション」あるいは「関心のあるビジネスの問題解決をサポートするポジション」そのどちらかで「今よりも楽しそう」という感覚を得られるかどうかを元に話を聞きに行きました。

お硬そう? いや、全然そんなことはない

名前からして硬そうなイメージありますよね? 僕もそう思いましたし、何人かからも言われました。関心を持ったのは事業領域が全く知らない領域だったことと、僕の経験が活かせる領域だったこと、そして過去何度か参加した勉強会のスポンサーをしていたことです。

スポンサーをやっていた、というのは結構大きくて、僕自身勉強会と組織の成長について考えていたりもしたのでそこに力を入れてることは僕の方向性との相性を感じました。

面白くないですか? 全く違うドメインで自分を活かせそうなことをやっていて、期待に合いそうな動きをしている。

最初こそ緊張したものの、カジュアル面談から各選考まで実に楽しく進めさせてもらいました。 いや、ほんと。何人かとお話させてもらいましたが、CTO以外は「これ面接ですか?」ってくらい楽しくおしゃべりしてました。CTOとの面接は「あ、これ、面接ですね」って感じだったw

縁、期待、そして未知の領域への挑戦

弁護士ドットコムの選考を進めていた頃は、転職ドラフト経由じゃないところも含めて数社の選考を進めていました。 実際転職活動してみると、各社興味が強くて、どこも行きたいって気持ちになってなかなか悩みました。いろんな選択肢を考慮してどのシナリオが一番納得感があるか。

今振り返ると、弁護士ドットコムを選んだ決めては大きく3つありました。

縁を感じた

選考の過程で現在の上司と話したんですけど、その人が前職で採用やってたときの他社の採用担当で結構印象深く残っている人だった。

期待を感じた

判断基準として、アサイン予定のチームや関わりそうなエンジニアとお話させてもらった際に、「この人達と働くと面白そう」という期待をいだきました。 実際これは間違ってなくて、僕の中ではめっちゃ刺激のある議論をたくさんさせてもらえてる。いやほんと、転職前にどういう人と働くのか確認する機会は大事です。あのときの感覚は間違ってなかったなって、入社して速攻思いました。

ビジネス領域に関心を引かれた

当時語られた過去の経緯、現状、今後の展望に対して僕が貢献できそうという期待。それに加えて、税理士や弁護士という領域に関しては全くの未知。しかし、それが社会貢献につながることや今後自分の人生にどういう影響を与えるか予測できないという点で興味を引かれました。

結構これは感覚の話で言語化が未だに難しいんですけど、他ではできない領域であり、ちょうど今から面白くなるフェーズで「え、面白そう」って思ってました。

もちろん、当時内定を頂いてた他の企業も面白そうって感覚があってすごい悩んだんですけど、この選択がきっと一番予測できない未来だったし、後悔しないと信じられた選択でした。

そして1ヶ月働いた現在、後悔してないしむしろ充実してる。

お仕事楽しいです

実際に一ヶ月働いてみて、いい意味でも悪い意味でも当初の想定を裏切りました。

任された裁量の大きさ

この1ヶ月のアクションを説明するとソレだけで連載記事がかけるくらいのボリュームがあるので省略しますが、とにかく提案が「いいじゃん」「そういうのを待っていた」「すごい、感動してる」みたいになんかみんながめっちゃ反応返してくれる。 期待を感じるし、期待に応えようと頑張れるし、フィードバックを感じ取れて貢献の実感がある。(慢心はしたくないので謙虚に振る舞うけどめっちゃ嬉しい)

プロ意識

いや、この言葉使うのどうなの?って思うけど、実際職務に真摯に向き合ってくれている。 ビジネスドメイン的にエンタメとは違う方向性、ニーズがあるからっていうのもあるとは思うけれど、関係している人たちみんな本当に真摯に向き合っていて、だからこそ話やすいし議論が楽しい。

レガシーシステム

思っていたより技術的負債があるなぁという。 とはいえ、深刻さや絶望はそんなに感じていない。知識不足って気もするけど、でもメンバーがちゃんと向き合おうとしていて、信頼できるエンジニアが側にいて、経験的にもなんとかする方法は思いつく。できるかどうかは別だけど、でもやろうと思ってやれないことはないって感じている。

今後の展望

目標設定を通して、今後の方向性とかはアウトプットしてきた。 当面僕がやりたいことも出来たし、ただそれはやれば結果が出るものではないし、じんわりと影響を与えるものなので全然気は抜けない。 ただ、これまで僕がやりたがらなかった領域に僕が積極的にアクションを始めている。この変化が結構驚きで、いい意味で自分の変化が予測できなくなった。 いろんな人と意見交換しながら、改めて自分のキャリアを見つめ直すことができそう。

この先、どういう展開を踏むかはまだわからないけど、僕にとっても周囲にとっても良い状況を作れるよう頑張ろうと思う。

最後に

これからよろしくおねがいします。

なお社外発表とかそういう系の活動はこれまでどおり気が向いたりissueが来たり相談されたりしたら動くつもりなんで気軽にはなしてください。 あと、今回の記事は割と雑に書いたので詳しく聞きたいとかあればTwitterとかで声かけてくれれば話せることは話します。なんせ濃密すぎて1万文字とか余裕で超えそうなんで...

今後ともよろしくね☆