YAPC::Asia 2014に参加してきました #yapcasia
YAPC::Asiaとは
8/29, 8/30に開催された、世界最大規模のプログラミングカンファレンスです。 Perl界隈のエンジニアからPerlは関係ないけど、プログラミングが好きな人が集まる年に一度のエンジニアの祭典!
この記事は
わたしく@mizuki_rの個人的な見解をだらだら述べる記事でございます。 なお、藤沢にある某メイドバーで執筆しているなう。何してんだ、ほんとなにしてるんだ僕。
全体の振り返り
最後のkeynoteのtypesterさんのトークは正直胸に刺さった。 なんだろう、まだうまい言葉に落とせていないような感動具合。 本当にいいトークだった。
通して、自分の立ち回りや今後のキャリアプランとかを改めて考えさせられるスピリチュアルなトークが多かった印象。 同期が二人発表しているのを見て、やっぱりトークしたかったなぁと思う反面 参加してよかったYAPC! 大好きYAPC! スタッフの皆さんお疲れ様でした!
@yusukebe さん大変だとおっしゃっていたけどぜひとも来年も開催を、そして次こそスピーカーとして参加したいw
あ、あと落選したトーク、どこかで話せる機会を作りたいな。
8/29日の振り返り
僕が参加したトークは以下。 真面目なまとめや評価に関しては、技評さんや他のすばらしいエンジニアのブログを参考にしてくれといいな。
あと、量が多いので個人的に興味のある記事だけピックアップしちゃう。
- インフラエンジニア(狭義)は死んだ
- Go For Perl Mongers
- お待たせしました。Perl で BDD を簡単に実践する最高にクールなフレームワークができました
- Perl::Lint - Yet Another Perl Source Code Linter
- WHERE狙いのキー、ORDER BY狙いのキー
- Mojoliciousを使ったwebアプリケーション開発 実践編
- Java For Perl Mongers
インフラエンジニア(狭義)は死んだ
WEBのインフラ系は、物理面を意識することも減ったし、便利なツールも増えてきている。 アプリが動いているのもソフトウェアだし、便利なツールもプログラミングできないと使いこなせない場合も増えている。 この先、プログラミングできないインフラエンジニアは死にそう。
そんな状況で、プログラミングから逃げていた(逃げていたとはもう今は思えない)studio3104氏がどうプログラミングと向き合ってきたのかっていうお話。
「インフラエンジニア」っていう言葉は「プログラミングできない」「プログラミングができなくてもいい」みたいな認識があって、 「インフラエンジニア」ってなのることでそのことを許容しているのではないか? 自称は自意識に影響を与えるというメッセージはすごく僕に刺さった。
僕自身フロントエンドエンジニアという自称の中で、いくつかの責務から目をそらしていた節がある。
与えられた役割、動ける範囲を改めて見直して自称ではなく、自分として何ができるかを改めて考えてみようと思った。
すごい意識の高いトークで一発目からしびれました。
お待たせしました。PerlでBDDを簡単に以下略
tokuhiromさんが書いてきたTest系Moduleの振り返りと、perl6並に夢の詰まったTest::Builder2の開発停止に伴う、じゃあぼくらはどうすればいいんだに対する回答。
それがTest::Kantan 最近のテストライブラリから、言うまでもなく後方互換を保ちつつテストの集計を刷新したunicode文字使ったり色つければウケがいいというフレームワーク。
subtestはテストのコンテキストがわかりにくく、JavaScriptでBDDを主体としたSpecによるテストを行っていた最近の僕としては、 より可用性のあるライブラリっぽい気配がしてもう胸がたかなる。
なお、後輩が試した話によるとサンプルそのままだと動かなくて、describeバグってるぽい? 余裕見て検証したいところである。
Perl::Lint
バグとなりそうな危ういコードを指摘してメンテナビリティの高いコードを推奨しつつレビューの手間を省くツール、それがソースコードリンター。 PBPのポリシーを実装したperlcriticは遅いので、もっと早いのを作りました、というトーク。
Perlの静的解析の手法と、Perl::Lintの使い方の説明をしつつ、いやぁモダンな名前空間だなぁと思っていた。 perlcriticnのカスタマイズはなかなか職人芸な気がしていて手が出しにくい。しかも時間かかるから常にテストと一緒に走らせるには重い。
そんな状況の打開策を提案してくれるモジュールのよう。
独自ポリシーの定義をサポートしつつ、perlcriticのまんまのポリシーを定義している。
独自ポリシーの定義をサポートしつつ、perlcriticのまんまのポリシーを定義している。 もちろん、簡単なポリシーなら簡単にかけるが、難しいポリシーをかくのは難しいというまあそうだよねってところだけど、今後に期待。
なお現在ラスボスのようなポリシーを実装してくれるコントリビューターを募集しているそう。 われこそわという方はぜひ。
僕はjshintを読んで挫折しました。
8/30の振り返り
- オープンソースの開発現場 - Perl 5.20 のSubroutine Signaturesが来るまでの奮闘の軌跡
- 半端なPHPDisでPHPerに陰で笑われないためのPerl Monger向け最新PHP事情(5.6対応)
- ほんとにあったスキーマの話 「ソーシャルゲーム」
- Perlあるある
- Mobile Application Development for Perl Mongers
- そんなにビッグでもないデータ処理手法の話
オープンソースの開発現場
perl 5.20で入ったsignaturesにまつわる議論についてのお話。 個人的にはベストトークショーになってほしいくらいいい話だった。
signaturesの実装を提案し議論を醸したMartini氏の奮戦とその立ち回り、p5pという民主主義のメリット・デメリットはとても興味深いものだった。 perl5は多様な人が居て、多様な意見がある。
そのなかで自分の目指すべきところを正確に見据え、その優先順位を守って、時には受け止め、時には受け流しうまいこと立ちまわることがOSSにおいて大事なのだと感じた。 いろんな人達の日々の努力よって僕らは支えられ、いまこうしてコードを書いているのだと改めて感謝したトークだった。
ちなみにはやくsingaturesを使うの楽しみにしてるぜ!!!
半端なPHPDisで以下略
皆まで言うな、今回のベストトークショーである。 perlのカンファレンスでPHPのトークがベストトークショーともう伝説だよねこれwwww
語るまでもない、PHPのもつ闇としかしその闇と戦うPHPerの強いメンタルを垣間見た。 元PHPerとしては、PHPの変化にちょっと興味をそそられ、たまには弄りたいなと思った。
でもやっぱりPHPはいいかなwwww
Perlあるある
豪華メンツを集めた対談みたいな、Perl初学者向けのトーク。 名を轟かすPerlMongersの赤裸々な素顔に迫るトークだった。
いろいろ名言いただきましたけど、ちょっと個々では割愛。 多くて・・・。
ただ、 「コードを書くのに許可はいらない」 「コードも作文も同じ。読まれて意味の分からないコードは書かない」 「基礎が大事」 「Done is better than perfect」 心に刻みたい。